[未来のチカラ in 魚沼]
ピンク色に輝いたローストポークが、丼の上で花びらのように広がる。出す時、お客の目の前でバーナーを使い軽くあぶる。これが香ばしさを引き出し、甘みのある豚肉の脂がご飯に染みわたる。
昨年は、ローストビーフ丼で参加した。だが、「魚沼地域にはおいしい豚肉がたくさんある」と料理長の今坂淳さん(46)。原点に戻る気持ちで一昨年と同じローストポークにしたという。
使うのは、魚沼産のブランド豚「深雪(みゆき)もち豚」の肩ロース。適度に脂があるから選んだ。肉が硬くなる直前、68度の状態でじっくりと火を通している。とろけるような味わいだ。
地元のアグリコア越後ワイナリーが経営するレストラン。ワイン塩や赤ワイン入りの特製ソースが、うま味を引き立てている。今坂さんは「豚肉の脂の甘み、おいしさをご飯とともに味わってほしい」と話している。
500円増しで、肉のダブルもできる。
住所:南魚沼市浦佐5531-1
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