10月13日 飲んで楽しい町発信を
新潟日報政経懇話会上越会の10月例会が13日、上越市のアートホテル上越で開かれ、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏が「感染禍後に向けた上越妙高の観光、インバウンド(訪日客)の展望」と題して講演した。グルメで観光客を呼び込む全国の事例を紹介し、米や日本酒などを生かした「飲んで楽しい町」を目指すことを提案した。
要旨は次の通り。
一、新型コロナウイルスが5類に移行し、インバウンドは感染禍前にほぼ戻ってきた。富裕層が頻繁に来日している中国人は「おいしい空気を吸いたい」というニーズが結構ある。上越地域は妙高高原や赤倉の自然でおいしい空気を吸い、おいしい料理や酒、温泉でリラックスできる。観光客を取り込むためにどうするか考えてほしい。
一、地方の課題は最高級のホテルや旅館が少ないこと。宿泊施設がしっかりしていないと嫌だという富裕層は一定数いて、「この宿に泊まりたいから」と行き先を決める人もいる。(1泊5万円以上の)高級ホテルがあれば、泊まらなくても料理だけ食べに行こうというニーズも出てくる。絶対的なホテルや旅館があるのが理想で、この課題を解決すれば観光客は増える。
一、「一回行けば十分」という観光スポットがある中、おいしいグルメがあればまた訪れたくなる。安いとか高いとか値段の問題ではない。ラーメンでも海鮮でも絶対的なコンテンツがあれば、東京からも訪れるだろう。グルメで楽しめる要素がこの高田地区にはある。「飲んで楽しい町」になれるのではないか。
入会方法
下記のフォームよりお申し込みください。
郵送・FAX・メール添付の場合は、入会申込書にご記入の上、下記事務局までお送りください。
お預かりした個人情報は、政経懇話会の案内・運営の目的にのみ使用します。
お問い合わせ
新潟日報政経懇話会事務局(新潟日報社ふれあい事業部内)
〒950-8535 新潟市中央区万代3-1-1
Tel: 025-385-7144
Fax: 025-385-7446
E-mail:seikon-ni@niigata-nippo.co.jp