6月18日 地元愛で国内版ヒット
新潟日報政経懇話会上越会の6月例会が18日、上越市のアートホテル上越で開かれ、地球の歩き方社長の新井邦弘氏が「地球の歩き方 日本版ヒットの裏側」と題して講演した。国内版の人気について「区や市など狭小エリアの旅行ガイド本が特に人気で、読者の8割が地元。地元を知りたいという地元愛がヒットにつながった」と述べた。
要旨は次の通り。
一、新型コロナウイルス禍で売り上げが激減し、学研グループが発行を引き継いだ。海外に行けないのならどうするか。人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」とのコラボなど生き残りをかけて取り組む中で、国内版を次々と出版した。心掛けたのはこれまでの「地球の歩き方ファン」の期待を裏切らないこと。歴史や文化、データをしっかりと示し、海外版のスタイルを貫いた。
一、東京、京都、北海道など都道府県版を出し好評だった。その後、自治体からの強い要請があり、北九州市や山口市などもっと狭いエリアでつくった。人口が少なく不安だったが、爆発的に売れた。売り上げの多くが地元で「地元なのに知らなかった」「よくぞこの店を載せてくれた」という声をもらった。
一、新潟版はことし3月に発売した。すばらしい四季、日本酒、米菓など本当に魅力がある地域だ。すべての市町村を取り上げたほか、神社の数が全国1位など県民にもあまり知られていないデータを加えた。出版した山口市の人口は上越市とほぼ同じ18万人。上越版も出せるかもしれない。
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