花角英世知事

5月28日 病院再編で医療を確保

新潟日報政経懇話会上越会の5月特別例会が28日、上越市のデュオ・セレッソで開かれ、花角英世知事が「県政の諸課題について」と題して講演した。上越地域の医療再編について「市民が安心して質の高い医療を受けられる環境を早くつくらないといけない」と述べた。

 要旨は次の通り。

 一、上越医療圏は新潟労災病院が2026年3月末で閉院するなど大きな課題がある。急性期は県立中央、JA県厚生連の上越総合と糸魚川総合の3病院が支えているが、人口減少や高齢化で三つに分散配置するのは効率が悪い。高度医療を担う中核病院の設置を議論しているが、誰がどういう形でやるのか関係者で合意できていない。人口減少が進む中、医療再編は待ったなしだ。
 一、妙高市の妙高高原地域で、外資系不動産投資ファンド「ペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)」が計画するリゾート開発は、まだ詳しい情報が分からない。ただ、とても大きなプロジェクトで、多くの外国人が集まる魅力的な施設になると思う。金融機関など官民による協議会を7月中に立ち上げ、リゾート開発を生かした地域活性化に取り組みたい。
 一、社会基盤整備は着実に進めている。上越、魚沼地域を結ぶ「上越魚沼地域振興快速道路(上沼道)」は時間がかかっているが、早く進めたい。上越市の山中にある水力の県営高田発電所で、ダムから水を引き込む管が破断した事故があったが、復旧を急ぐ。経済の活性化につながるような重要な社会資本整備もやりたい。

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