
6月24日 参院選後大連立の動き
新潟日報政経懇話会上越会の6月例会が24日、上越市のアートホテル上越で開かれ、元朝日新聞政治部記者で政治ジャーナリストの鮫島浩氏が「参院選後の激動の政局を展望する」と題して講演した。石破茂政権について「少数与党は長く続けられない。石破首相がなんとか参院選をしのげば、立憲民主党が連立に入り安定した政権を目指す展開になる」と見通した。
要旨は次の通り。
一、いま政治が揺れ動き、とても面白い局面だ。石破政権は少数与党だから続いている。石破首相は自民党内に仲間がいない。石破氏を降ろしたら自民を離れ野党と連立政権をつくる恐れがあるため自民は「石破降ろし」ができなかった。野党もいま解散して与党が勝つと自分たちは用なしになるので少数与党が続けばいいと思っている。誰も望んでいなかったから衆参ダブル選は実現しなかった。
一、東京都議選は、自民は嫌だ、立民は少し抵抗がある、国民民主にはがっかりしたという中で、その票が都民ファーストの会に流れた。この浮動票を参院選ではどこが取るのか。自公が大きく負けた場合は石破氏が首相を辞任し、野党との連立議論が本格化する。
一、参院選で自民が勝てば石破氏が続投する。しかし、衆院では少数与党に変わりはなく野党との連立が必要。本命は立民だ。自民がボロ負けしたら影の総理と呼ばれる森山裕自民党幹事長が、石破氏辞任の前に連立の枠組みをつくり、立民の野田佳彦代表を担いで3党連立政権を目指す。それを自民党内でまとめられるかという政局になる。
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