5月27日 選米が一方的勝利宣言も
新潟日報政経懇話会上越会の5月例会が27日、上越市のデュオ・セレッソで開かれ、明海大教授の小谷哲男氏が「トランプ政権と国際情勢」と題して講演した。イラン情勢の行方について、「イランから何らかの譲歩が引き出せれば、トランプ氏が一方的に勝利宣言する可能性が高い。ただ戦闘が終結しても、日本経済は劇的に改善されないだろう」と述べた。
要旨は次の通り。
一、イラン情勢は収まる気配がない。米イランは停戦中だが、両国の考え方の違い、特に核開発問題とホルムズ海峡を巡る立場の開きを埋めることができない。ただトランプ氏に焦りは見られない。究極のナルシストで自分に絶対的な自信を持っている。意見できる人が周囲におらず、「裸の王様」になっている。
一、戦闘終結へどのようなシナリオが考えられるか。核問題などでイランから目に見える譲歩を引き出せれば、トランプ氏が一方的に勝利宣言し、攻撃をやめることはあり得る。その場合、ホルムズ海峡は引き続きイランが管理する可能性が高い。戦闘が終結しても、日本や世界経済は劇的には改善しないだろう。
一、トランプ氏の次の大統領になる可能性が高いのは、現状ではバンス副大統領。米国第一主義運動「MAGA」の代表格だ。前回の大統領選で負けた民主党はまだ総括できておらず、強い候補を出せる可能性は低い。中長期的に米国がどうなるか、MAGAの思想はどこまで広がるか。日本への影響を含め、注視する必要がある。
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