花角英世知事

11月27日 安全安心活力ある県に

 新潟日報政経懇話会長岡会の11月特別例会が27日、長岡市の長岡グランドホテルで開かれ、花角英世知事が「県政の諸課題について」と題して講演した。人口減少問題や産業の育成策などに触れ、「着実に成果を出し、活力があり安全安心な新潟県づくりを進めていく」と述べた。

 要旨は次の通り。

 一、人口減少への対応に子育て支援がある。ことし4月以降に生まれた子どもに10万円分の定期預金を贈る「県こむすび定期」を10月から始めた。子どもを産み育てることをためらう最大の理由は経済的な問題だ。官民挙げてしっかりと応援したい。未婚率が急激に上昇している。出会いの場づくりにも取り組み、人口減の歯車の動きをゆっくりにする努力をしていく。
 一、医療の確保も大きな課題だ。長岡市山古志地域では移動診療車によるオンライン診療が始まった。中山間地や離島でも一定程度の医療を提供できる仕組みの一つだ。医師不足解消のため、県内の病院で勤務すれば貸与した修学資金の返済を免除する「地域枠」を拡大している。臨床研修医の数も伸びている。選んでもらえる研修環境が重要だ。各医療圏の病院再編も進め、救急・高度医療を担う中核病院を整備していく。
 一、活力ある産業の育成が必要だ。産学官連携による起業・創業に力を入れている。長岡市では「米百俵プレイス ミライエ長岡」がオープンした。人が集まると新しいことが生まれる。化学反応に期待している。中越地震などを経験し、本県には防災・減災に関する知見や関連商品もたくさんある。防災産業を集積させ、活性化につなげたい。労働力不足の対応としてデジタル技術を活用した生産性向上やスマート農業の推進にも取り組む。

入会方法

下記のフォームよりお申し込みください。

 

郵送・FAX・メール添付の場合は、入会申込書にご記入の上、下記事務局までお送りください。

 

お預かりした個人情報は、政経懇話会の案内・運営の目的にのみ使用します。

 

お問い合わせ

新潟日報政経懇話会事務局(新潟日報社ふれあい事業部内)
〒950-8535 新潟市中央区万代3-1-1
Tel: 025-385-7144
Fax: 025-385-7446
E-mail:seikon-ni@niigata-nippo.co.jp