
1月24日 「聞く力」で会話円滑に
新潟日報政経懇話会長岡会の新年特別例会が24日、長岡市のホテルニューオータニ長岡で開かれ、落語家の立川談慶氏が「初笑い!落語から学ぶコミュニケーション」と題し講演した。故・立川談志師匠のもとで下積みした経験を踏まえ、「聞く力がコミュニケーションを円滑にする」と語った。
要旨は次の通り。
一、新幹線の架線事故の影響で昨日(23日)、自宅のある埼玉から在来線を乗り継ぎ、6時間かけて長岡に着いた。昨晩はズーム取材、今朝はテレビ出演と大変だったが、「一寸先が闇なら二寸先は光」。想定できないことをどういなし、こなし、楽しむか。疫病が襲った幕末の安政年間に寄席の数が倍増したのも、「笑ってやり過ごそう」と落語がストレス発散装置になったためだ。
一、落語は座布団の上で1人の人間が言葉、表情、手つきで2人以上を演じ分ける世界的に特殊な芸能でコミュニケーションの基本だ。「おまえはそう言うけど、こっちからはこう見えているよ」という自分と他者の目線のギャップでつくられている。オチはアシストで、その言葉を忖度(そんたく)し、想像を膨らませ笑ってもらうことで成り立っている。
一、会話は、しゃべるが「攻撃」、聞くが「守備」のイメージを持ちがちだが、会話術を高める秘訣(ひけつ)は「攻めの姿勢で聞く」こと。話す内容を一度プールし、収集した相手の情報をベースに、どう受け取られるかを吟味してから発するといい。悪口と自慢、愚痴の三つはなるべく避けた方がいいが、逆にうまく活用できれば武器にもなる。
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