
6月27日 地域社会と共創進める
新潟日報政経懇話会新潟会の6月例会が27日、新潟市中央区のホテルオークラ新潟で開かれ、新潟大の牛木辰男学長が「地域とともに歩む新潟大学 創立75周年を迎えて」と題して講演した。今後の展望として「従来の研究分野にとどまらない、社会に新たな価値を生み出す『ライフ・イノベーション』研究のフロントランナーを目指す」と語った。
要旨は次の通り。
一、新潟大は、旧制新潟医科大と旧制新潟高校を核に師範学校や農林専門学校などが統合して、昭和24(1949)年に設置された。ことし75周年を迎え、現在は大学が10学部、大学院は5研究科。学生は約1万2千人で、全国の国公立大で10番目に多い。
一、2022年度から始まった第4期中期計画では、ライフ・イノベーション研究をリードする戦略として「人材育成」「強みを伸ばす研究」「社会との共創」の三つを掲げた。人材育成では、文系理系を横断した教育プログラムを導入。例えば、法学部の学生は法律をメインに学びつつ、データサイエンスも履修できる。多様な科目が選択できる総合大学ならではの取り組みだ。
一、新潟大は、脳研究所をはじめとする「ヘルス・ライフサイエンス」分野の研究で国際的に高い評価を得ている。日本酒学センター、佐渡自然共生科学センターなども特色のある研究機関だ。「社会との共創」の実現には、地域との連携が欠かせない。日本一のコメどころに立地する大学として、暑さに適応するコメの品種改良の研究を進めている。医師不足問題では、医療デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用できる人材を育成し、課題解決につなげたい。
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