デカ盛り料理を堪能した大食いタレントのおごせ綾さんは、デザートを楽しむため、刈羽村刈羽の複合施設ぴあパークとうりんぼを訪れた。施設内のレストラン「至福の時間」でのお目当ては、村特産の砂丘桃をぜいたくに使ったスイーツだ。おごせさんは「砂丘桃は初めて食べるので楽しみ」と胸を高鳴らせる。
チーフパティシエの
使用する桃は、施設内のほ場で桃を育てる会社「ピーチビレッジ刈羽」の砂丘桃だ。砂丘桃で作った桃ジャムと桃ゼリーを入れ、器を囲むように生の桃をたっぷりと盛り付ける。ガンジー牛乳で作ったミルクジェラートを乗せれば完成だ。
刈羽平野が見渡せるテラス席で砂丘桃を使ったスイーツをおいしそうに頰張るおごせ綾さん=刈羽村刈羽
おごせさんは、テラス席で刈羽平野を見渡しながら桃パフェをぱくり。「桃が甘くてとろける」と顔をほころばせる。「ジェラートや生クリームが甘いのに、それに負けないくらい桃が甘い」とデカ盛り料理を食べた後とは思えない勢いでスプーンを進め、5分ほどで完食した。
桃パフェ用に砂丘桃を切り分ける根立勝さん。少なくても8切れは生の桃を乗せるという
「桃は水分量が多くてスイーツに使うのは難しい」と話す根立さんだが、刈羽ならではの商品を出したいと考え、2019年からパフェを提供してきた。最近は会員制交流サイト(SNS)で発信され、認知度が徐々に上がってきたという。
おごせさんの食事は続く。もう一つのおすすめ、「桃ムース」も味わった。ムースには砂丘桃のジュースが含まれている。「ごろっとした果肉が入っていてムース自体も桃の味が濃い」と感想を話しながらあっという間に食べてしまった。
砂丘桃がぜいたくに使われた桃パフェ(左)と桃ムース
至福の時間の隣にある「宿泊交流センターピーチビレッジ」のロビーにはもぎたての砂丘桃が並ぶ。桃の栽培を担当している飯田裕樹さん(36)にほ場を案内してもらった。
とうりんぼ内のほ場でたわわに実った砂丘桃
飯田さんは「実を大きくするためには花や実を間引く」と説明する。おごせさんは「砂丘桃があんなに甘いのも、作る人の苦労があるからなんですね」と納得していた。
8月中旬で残念ながら今年の砂丘桃の販売は終了してしまったが、桃パフェや桃ムースは来年も提供予定だ。根立さんは「砂丘桃を年中楽しめるようなメニューも考えていきたい」と展望を語った。
とうりんぼ内の「宿泊交流センターピーチビレッジ」にずらりと並ぶ桃を眺めるおごせさん
至福の時間
住所:刈羽村刈羽4278-3
電話:0257-31-8123
営業時間:10:00~20:00、カフェメニューは14:00~
休み:火曜
砂丘桃を使った桃パフェ(850円)と桃ムース(370円)は今期の販売を終えた
※情報は掲載当時のもの