第2弾 魚沼地域

[未来のチカラ in 魚沼]

本気丼 ドンと魚沼の幸

ご当地丼グルメ 記者6人が紹介

新潟日報 2019/09/25
※情報は掲載当時のものです

 待ちに待った新米の季節がやってきた。「日本で一番の南魚沼のコシヒカリを、おなかいっぱい味わってもらいたい」。そんな思いで展開されているのが、ことし5年目となる「本気(マジ)丼」キャンペーンだ。12月末まで続く。南魚沼市と湯沢町で取れたコシの上に、郷土料理や山海の幸を盛り付けた自慢の丼、計55種類が提供されている。このイベント、魚沼エリアを担当する記者にとっては毎年の楽しみの一つ。記者6人がことしの「新顔」や、地元色あふれる丼を紹介する。

本気丼 2015年、十日町市などで3年に1度開かれる「大地の芸術祭」の来場者を、南魚沼市にも呼び込もうと、地域の飲食店に呼び掛け始まった。
 店の参加条件は南魚沼産コシを使い、大盛りを無料にすることだけ。ブランド米を腹いっぱい食べられるとあって、年を追うごとに人気が拡大。販売数は1年目の約3万食が、4年目の18年度は6万5千食となった。バスツアーの昼食に組み込まれる例も増えている。
 店側も手軽に参加できるため、例年50店舗ほどが手を挙げる。昨年、湯沢町の飲食店が、ことしは十日町市、魚沼市の飲食店が加わった。

目次

マジうまい本気丼 記者6人が紹介

魚沼市

この記者が紹介

小林睦樹(魚沼総局)
魚野川丼ぶり (味乃家 魚野川)
900円(税別)

アユのうまみが濃厚に

 メインとなる具はアユの昆布巻き。魚沼市内を流れる魚野川で取れた天然物を焼いて干し、甘露煮にする。その後、昆布を巻いてさらに煮込む。4、5日間かけて丁寧に仕上げただけに、アユのうまみを凝縮した濃厚な味を楽しめる。...

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南魚沼市大和地区

この記者が紹介

滝沢稔(魚沼総局)
炙りローストポーク丼 (葡萄の花)
1,297円(税別)

豚肉の脂の甘み味わう

 ピンク色に輝いたローストポークが、丼の上で花びらのように広がる。出す時、お客の目の前でバーナーを使い軽くあぶる。これが香ばしさを引き出し、甘みのある豚肉の脂がご飯に染みわたる。...

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[南魚沼市大和地区の本気丼一覧]

南魚沼市六日町地区

この記者が紹介

渡辺一弘(報道部・前魚沼総局)
南魚沼きりざい丼 (味の店 京)
600円(税別)

いつ食べても飽きない

 きらりと輝くご飯の上に、野沢菜漬けなどを細かく刻み納豆であえた地元の味「きりざい」が山のように盛られる。一気にかき込むと、塩気と納豆のうまみが口いっぱいに広がる。素朴な味わいの郷土食は、ご飯と相性がぴったりだ。

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[南魚沼市六日町地区の本気丼一覧]

南魚沼市塩沢地区

この記者が紹介

中川一好(魚沼総局長)
上田の恵み満載御膳 (上田の郷)
1,019円(税別)

新鮮な地物野菜楽しむ

 サツマイモ、カボチャ、ピーマン、ナス。赤、黄、緑、紫と色鮮やかな野菜をカラリと揚げた天ぷらが丼を彩る。

 2匹のエビ以外は、巻機山を仰ぎ見る、店の近くの畑で育ったものばかり。しかも取れたてだから、味はもちろん、香りや歯ごたえも格別だ。

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[南魚沼市塩沢地区の本気丼一覧]

十日町市

この記者が紹介

与口 幸子(十日町支局長)
究極の贅沢丼 (あてま高原リゾートベルナティオ)
2,900円(税別)※1日10食限定

ゴージャス感あふれる

 十日町市からは初の参戦。贅沢(ぜいたく)の名の通り、和牛とフォアグラという高級素材を使い、ゴージャス感が際立つ。「夜の食事のステーキで提供している、にいがた和牛や人気メニューのスペアリブを、この機会にランチで味わってほしい」と、考案した副総料理長の三橋正俊さん(59)。...

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湯沢町

この記者が紹介

山田 啓介(魚沼総局)
美雪ますの炙り丼 (魚沼キュイジーヌ料理 むらんごっつぉ)
1,500円(税別)

切り身 ご飯を覆い隠す

 八海山麓の清らかな伏流水に育まれた魚沼地域が誇るブランド鱒(ます)「魚沼美雪ます」。淡いオレンジ色の切り身がご飯を覆い隠すほどぜいたくに使われる。鱒を口に運ぶとぷりぷりとした身の歯触りが良い。上質な脂がもつ、ほのかな甘みも感じられる。...

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[湯沢町の本気丼一覧]