「1年総合」職業選択で何を優先するかについて意見を発表する生徒 
「2年総合」未来の阿賀野市の姿について発表する生徒
「3年総合」仲間のアドバイスを受けて自分史新聞を見直す生徒
全体指導を行う県NIEアドバイザーの海老名崇教諭

 11月28日、阿賀野市立笹神中学校(石崎晃一校長)でNIE(1年次)まとめの授業研修会が開催されました。研究主題は、「他者の考えを認めながら、自分の考えを豊かに表現する生徒の育成~新聞活用を通した実践から~」(NIE担当:丸山温教諭)。指導は県NIEアドバイザーの海老名崇教諭(新発田市立第一中学校)が務めました。また、阿賀野市教育センターの清水誠センター長、同じく猪俣伸教育指導主事、二市北蒲中教研総合学習部員など30名余りが参加しました。

 1年生「職業調べ」(授業者:丸田幸恵教諭他3名)は、グループで職業選択の視点を見出し、調査した結果を新聞形式にまとめていく活動です。2年生「阿賀野市と他地域を比べて」(授業者:石田渓介教諭他3名)は、新聞記事から見出した働く意義や仕事の魅力をから、阿賀野市のよさや未来のあるべき姿について意見を交わす活動です。3年生「自分史新聞」(授業者:梅野信浩教諭他3名)は、これまでの新聞制作のノウハウを生かし、過去・今・将来の観点からまとめた自分史新聞を仲間と交流する活動です。

 指導の海老名教諭は、出前授業での新聞の読み方や作り方の学習成果が発揮されていたこと、総合的な学習の内容を充実させるために、ねらいを定めて新聞を活用していたことを評価しました。また、仲間と協働して取組む生徒の姿が素晴らしいと話しました。

 笹神中学校のNIE実践の特色は、<総合的な学習の時間:学年共通テーマ「共生」>で、新聞記事から情報を収集、選択してその内容を比較検討したり、課題追究の成果のまとめとして新聞づくりをしたりして、豊かな学びを育んでいることです。2年目実践への期待が膨らみます。