10月28日(金)胎内市立胎内小学校(池田裕之校長)で、NIEの1年次のまとめの授業研修会<第4学年:総合的な学習の時間「障がい者の方の困り感について考えよう」八藤後祐輔教諭>が開催されました。研究主題は「課題が自分事となる探究プロセスの在り方、~学びの入り口・出口となる新聞活用~」、指導は県NIEアドバイザーの髙澤元教諭(新発田市立後免町小学校)が務めました。

 授業で教師は、前時までの疑似体験を踏まえ、視覚障害者の列車転落事故の新聞記事から、事故原因やその改善策を考えさせました。また、終末にバリアフリーを求める新聞記事を提示し、自分たちの地域や日常生活に目を向けさせました。子どもたちは小グループで積極的に話し合って発表するなど、日頃の取組の成果がよく現れていました。

 胎内小では、新聞に親しむ環境作りを図書委員会の活動と連携させて見える化を図り、全校体制で計画的に取り組んでいます。NIE担当の南波真希教諭も「新聞を読んで自分の感想や考えを書く力が着実に付いてきている」と手応えを感じていました。