10月28日、上越市立保倉小学校(荒井尊嗣校長)で、NIEまとめの校内授業研修が実施されました。研究主題は、「共に考え 動き出す子 ~NIE事業を活用して~」です。研究主任・NIE担当は、金子千恵教諭です。
研究の進め方や授業については、「子どもが主体的に学ぶ授業づくり訪問」として上越市教育委員会の萱森孝宏指導主事が、本日の授業も含めた新聞活用教育(NIE)については新潟県NIEアドバイザーの上越市立浦川原小学校泉実校長が、それぞれ指導を担当してくださいました。他にも、上越市教育委員会平井恵理指導主事や、上越市内の他校からも3人の方が参観してくださいました。
莅戸翠教諭による第5学年国語「よりよい学校生活のために ~持久走が楽しくなるアイディアを考えよう~」(全6時間)の5時間目の授業が公開されました。
単元のはじめに「校内マラソン大会に対する消極的な声」を取り上げた新聞記事を児童に紹介することで、「保倉小学校ではどんな声があるのか調べてみたい」という関心をもたせ、実際にアンケート調査を行い、新聞記事で得た情報を自分たちの学校生活と結び付けて考えさせました。
本時では、話し合いのポイントを意識させたり、「いいねシール」を用いたり、「条件チェックリスト」にまとめさせたりと、様々な手立てを用いることで、個々の児童が出したそれぞれのアイディアが実現可能かどうかを話し合わせました。
協議会では、金子研究主任から、研究内容について、具体的な児童の姿でカテゴリー化された一覧表や取組内容等が、とても分かりやすく説明されました。
グループワークでは、全ての先生方が、和やかな雰囲気の中でとても積極的に参加している姿が大変印象的でした。
萱森指導主事からは、本時の莅戸学級での実践を基に研究内容や取組内容等に関してのご指導がありました。保倉小学校の前校長でもある泉NIEアドバイザーからは、莅戸学級での実践を踏まえた上で、アイディアを新聞にまとめる活動を取り入れた場合に期待されるNIEの教育効果など、NIE全般について示唆に富んだ指導がなされました。
素晴らしい実践や、保倉小学校の、NIE事業を活用した「共に考え 動き出す授業」の考え方に触れ、来年度の研究発表会がとても楽しみになりました。
