


11月30日(火)新潟市立岩室中学校(本多豊校長)で、NIEの取組を考える1年次の授業研修会が開催された。授業は、中田勝教諭が第2学年社会科地理的分野において、「首都機能移転」を題材に、東京一極集中賛否を新聞記事から読み取り、今後考えなければならない視点について考察した。指導は佐藤宏欣NIEアドバイザー(新潟市立東石山中学校長)が務めた。
岩室中学校のNIE実践の特色は、「見方・考え方を働かせて深い学びが生まれる授業づくり ~実社会や世界の現実を自分事としてとらえ、探求的に学ぶ場や方法の工夫~」を研究主題とし、生徒が身近に感じる新聞記事を用いて、考察のための見方・考え方を学び、それを通じた生徒同士の話し合いにより、「主体的・対話的で深い学び」を実現させようとしていることである。また、そのために日頃から生徒が新聞に触れる機会として、閲覧コーナーを設けたり、教員が読みのポイントや感想を含めた新聞掲示をしたりしている。
全教科で「新聞記事をどう教材として生かすか」という研究を通じて、これから求められている授業の在り方を検討・実施されると共に、その成果が2年次研究会で紹介される。