11月25日、柏崎市立南中学校(池嶋正隆校長)のNIE研究発表会(1年次)が開催されました。研究主題は「情報活用能力を育む新聞活用づくり~生徒の主体性を喚起し、深い学びが生まれる授業を目指して~」(研究主任:小沢優貴教諭)。指導は県NIEアドバイザーの岡村範雄教諭(上越市立三和中学校)が務めました。

  2年生の保健体育「安全・安心な体育祭を提案しよう」(授業者:渡邉美優教諭)は、体育祭の種目や運営と、スポーツの効果や安全な行い方を結びつけ、よりよい体育祭の内容と方法を仲間にプレゼンするものです。生徒は重大事故や熱中症などの新聞記事から問題意識をもって追究し、考えの根拠に新聞記事を上手く取り入れて発表しました。

 指導者の岡村教諭は、生徒の興味・関心を高めるタイムリーな題材(保健体育と特別活動の融合)と、新聞記事の選定であり、それが生徒の生き生きとした姿となってよく現れていたと評価し、教師も生徒もNIEを楽しんで取り組んでほしいと話しました。

 全校生徒が新聞に触れる機会を設けて、アナログとデジタルを上手く取り入れた授業改善に一丸となって取り組む南中。教職員は次年度への確かな手応えを感じていました。