


12月14日、新潟市立松浜小学校(小坂井秀行校長)のNIE研究発表会(1年次)が開催されました。研究主題は「子どもの主体性な学びを育むNIE-新聞を活用した教育活動の充実ー」(研究主任:小池誠一教諭)指導は県NIEアドバイザーで新潟市マイスターの中村康教諭(新潟市立両川小学校)が務め、新潟市教育委員会の佐藤恵美指導主事、東区支援センターの古井丸裕三所長も参観しました。
3年生の道徳「命を食べるとは」(授業者:中島卓弥教諭)は、「ともに歩いたユキちゃんを食べる」(朝日小学生新聞)の教材を基に、食べることは生きることであり、生き物の命ををいただいて生活していることへの感謝の気持ちを育む授業です。
子どもたちはK2登山を果たした小松さんが、同行したヤギを食べたことに問題意識を膨らませ、一人一人が「食べる」ことの本来的な意味を自分の生活と重ねながら考えました。
指導の中村教諭は、リアルな新聞記事の教材化と提示が、子どもたちの主観的な視点を、客観的な視点へと転換した授業であると高く評価しました。また、ICTの思考ツールを活用したNIE実践例を紹介し、次年度への道筋を示しました。
松浜小学校のNEI実践は、4月にスタートカリキュラム(NIEアドバイザーの講話等)を実施して、全教職員で研修の方向性を確認したこと、一人一実践を研究主任がタイムリーに便りにまとめ、その成果を共有していることです。 和やかな中にも的確なグループ協議から、松浜小職員の協働性・同僚性の高さを感じました。