


12月15日(水)新潟県立村上中等教育学校(吉田保夫校長)で、NIE研究会が開催された。研究主題は「確かな学力の伸長を目指して~生徒の主体性を喚起し、学びに向かう力を育む新聞活用~」。指導は、中野啓明教授(新潟青陵大学)が務めた。
授業は、3年生(中3)と4年生(高1)合同の「総合的な探究の時間」の授業(NIE担当:新沢耕輔教諭、渡邉桃子教諭、渡辺治信教諭)で、新聞記事から読み取った社会問題の原因や背景を追究し、その解決策をプレゼンするという活動である。生徒は6つのブースに分かれて、飢餓や災害といった今日的なテーマでグループ発表した。
指導者からは問いを持つことの重要性と、根拠(出典)の必要性ついての指摘があった。また、伊藤会長は、「高等学校の探究におけるNIEのスタンダードモデルになる」と評価する一方、「新聞記事を批判的に読む力を高めてほしい」と話した。