

今月21日(土)午後、新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」で、令和4年度新潟県社会科教育学会・越佐社会科研究会ジョイント研究大会(対面とオンラインのハイブリッド)が開かれ、小千谷市立小千谷中学校の井上北斗教諭(新潟県NIEアドバイザー)が、中学校の部で実践発表を行いました。
内容は生徒が、小千谷市の人口減少の現状と課題を新聞記事等で追究し、実行性のある解決策を市に提案するという、地域の今日的課題に真正面から取り組んだ実践です。井上先生は、新聞のもつ「地域性」「窓口性」「解説性」が、地域の課題を自分事としてとらえる上で効果的であると主張し、NIEの継続的な取組は、社会の出来事への関心を高め、社会をよりよく変えいこうとする態度形成にも大きな役割があると述べました。
フロアーからは、主権者教育の意味付けや、新聞活用(NIE)の展望について質問が寄せられました。副会長兼事務局長の釜本健司新潟大学准教授は「内容・研究としても大変有意義な取組である」と評価しました。