新潟市立沼垂幼稚園(青木博子園長)では、子どもたちの創作活動に新聞を上手く取り入れています。

「年長組の子どもたちは,年中組の時から消防士の仕事に興味・関心を持ち,より本物そっくりな消防車を作るために,家庭から,消防車の記事の写真を切り抜いて持ってきていました。また,製作の際に新聞紙を使うときに,消防の記事を見付けると「これはいる」と切り取って別にとっておく姿もありました。ですから,新聞の写真は身近な存在でした。

 サッカーアルビレックス新潟がJ1に昇格したとき,アルビが大好きな子どもが,自宅からその記事の切り抜きを持ってくると,次々と他の子どもも切り抜いて持ってきました。みんなに伝えたくて,つい立てに貼りました。

 子どもは,消防,アルビレックス新潟,救助隊や救急隊,MERなど,自分の興味・関心のある記事の写真を見付けると,切り抜いて園に持ってきます。新聞は子どもにとって,自分の好きなものを伝えたり,活動や製作のイメージを高めたりする,身近な存在となっています。」と担当した岡田みさ子先生が語ってくれました。