
今年度新たにNIE実践・研究委嘱校となった小中高6校の代表と事務局による1年目NIE担当者会が、27日オンラインで行われ、それぞれが取り組みを報告し、課題等を共有した=写真=。県NIE推進協議会では昨年度から、NIEスタートカリキュラムの一環として、委嘱校のベクトルをそろえ、ネットワークづくりを進めるために開催している。会議ではビデオ会議システム「ZOOM」を通し、各校がこれまでの職員研修の様子をはじめ、「朝のNIEタイム(10分)で新聞を読み感想を交流する」「新潟日報の新聞記事データベースから記事をタブレットに一斉配信して読む」「職場体験や修学旅行の学びを新聞形式にまとめる」などの具体的な取組を紹介し、共有した。一方、課題として「授業に適した新聞選びが難しい」「授業のどの場面で、どのように活用すればよいのかよくわからない」といった声があがった。
同協議会の伊藤充会長は、「どの学校もNIE担当者のリーダーシップのもと、順調に研修が進められていることに感謝している。NIEタイムやNIEコーナーの設置など、新聞に慣れ親しむ環境を整えつつ、子どもたちの新たな見方・考え方が身につく方法を、授業実践と研究で明らかにしていってほしい」と期待をこめた。