
高等学校のNIEの取り組みや活性化のアイディアについて情報を交換する「高等学校NIEネットワーク部会」が24日午後、オンライン「Zoom」で開催された。会議には、座長に糸魚川高校の早川勝志校長先生(県NIEアドバイザー)と松田影英先生、三条高校の押木和子先生(県NIEアドバイザー)、長岡明徳高校の中野理恵先生、豊栄高校の佐藤洋司先生、中条高校の杉下英倫先生、長岡向陵高校の金子将人先生、新潟第一高校の五島拓先生(県NIEリーダー)、新潟日報社の山田孝夫未来読者推進室長、県NIE推進協議会の伊藤充会長と津野庄一郎事務局長の11名が参加した。
部会では「1年生の総合探究の学習のまとめとして新聞制作に取り組んでいる」「国語科の回し読み新聞の活動で交流を深めている」「新聞スクラップを夏休みの課題としている」「新聞の比較読みやデジタルスクラップの活動で読解力の向上を目指している」といった活動が紹介された。
一方で「生徒は新聞に触れる機会が少ない」「世の中のことを知らない生徒が増えていて心配だ」「ICT化が学力向上につながるのか」「新聞のデジタル化はハンディキャップを持つ生徒にとっては有効だ」といった声も上がった。
新潟日報社の山田孝夫室長は、「新聞のもつ一覧性・記録性を生かして、課題づくりのきっかけにしてほしい」と話した。伊藤充NIE会長は、「主権者教育に適した教材として気軽に新聞を活用してほしい」と期待をこめた。