


12月10日、見附市立葛巻小学校(白井敦校長)でNIEまとめの校内授業研修(1年次)が開催されました。「学習課題を自分事としてとらえ、新聞を使って課題を解決する子ども」を研究主題に、第3学年と第5学年において授業が行われました。NIE担当は金子剛志教頭、研究主任は阿部怜奈教諭です。指導は、新潟県NIEアドバイザー(日本新聞協会認定)の柏崎市立比角小学校山之内朋子教頭が務めてくださいました。
佐藤めぐみ教諭による第3学年の総合的な学習の時間「伝えよう 見つけのすてきみっけ『最強の見つけ市ガイドブック』を作ろう」では、各自のテーマ(施設・人・食べ物)に合う新聞記事を見付けるための話し合い活動で、「見つけ方のこつ」を確認し合いました。その「こつ」をもとに、「最強の見つけ市ガイドブック」を作るためにたくさんの新聞記事の中から自分に必要な記事を選びます。「見つけ方のポイント」を明確にしてから作業を行わせることで、ガイドブックづくりへの意欲を高めていくという授業でした。つぶやきをどんどん拾いながら、子どもたちの思考の流れに沿って進められていました。
小池敦子教諭と芦口優音教諭による第5学年総合的な学習の時間「和食のよさを伝えよう ~チャレンジフードフェスティバル~」では、自分たちで決めた見出しを他のグループの友達に説明したり、意見をもらったりする活動を通して、和食の良さを伝えるための新聞作りへの意欲を高めることをねらった授業でした。このねらいを達成するために、NIEタイムでたくさんの見出しに触れさせ、見出しの重要性や面白さを感じさせていました。そして、新聞記事を使って見出しを予想させたり、どんな見出しが読者をひきつけるのかを考えさせたりしてきたとのことです。子どもたちは、自分たちが考えた見出しを、意見交換の中で今一度振り返っていました。
これまでの研究過程にもかかわってくださっていた指導者の山之内教頭は、協議会において、第3学年と第5学年の授業を価値付け、その上で、NIEタイムなど学校体制での取組を評価しました。
素晴らしい実践に触れ、来年度の研究会が、とても楽しみになりました。