
「新聞を読むのは難しい」と、読むのをあきらめている子どもは多いと思います。単に読むのでは、習っていない漢字、難しい言葉が目に入るだけだからです。しかし、新潟日報が提案する新聞スクラップ作りは、この姿を変えます。
「1枚の大きな台紙に記事を並べる」という課題をこなすために、読めない漢字や分からない言葉を自ら調べるようになります。どの記事を並べたらよいか迷うと、記事同士を分類したり関連付けたりといった考えをめぐらすようになります。欲しい記事がないと自ら探すようになります。新聞スクラップ作りは、課題をこなしながら思考力を鍛えることができるのです。気になる記事を一つ見つけることから始めてみませんか。(小学生夏休み新聞スクラップコンテスト 10年の歩み:新潟日報社より)
(新潟県NIEアドバイザー・新潟市マイスター:両川小学校 中村康教諭)