左から新人の樋口明弘さん、現職の関口芳史さん
左から新人の樋口明弘さん、現職の関口芳史さん

 任期満了に伴う27日投開票の十日町市長選は、選挙戦の終盤を迎えた。新人で不動産業の樋口明弘さん(77)と、現職で5選を目指す関口芳史さん(66)の無所属候補による3度目の一騎打ち。樋口さんは団体や政党などの支援を受けずに「草の根」選挙を展開。関口さんは県議や市議などの支援を得た上で、後援会組織が選挙戦の軸だ。

◆新人・樋口明弘さん、批判票の取り込み図る

 樋口さんは前回、前々回に続けて、後援会組織をつくらずに活動している。団体や政党の推薦を受けず、主張に賛同する支援者らが選挙戦を支える。一部市議が支持している。

 街宣車で市内全域を巡って街頭演説に立つほか、支持者回りを重ねる。演説後には運動員らと聴衆にビラを配り、主張の浸透を図っている。...

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