
略式代執行による解体作業が始まった車庫。左は倒壊した住宅のがれき=十日町市室野
新潟県十日町市は5月31日、空き家対策特別措置法に基づく略式代執行により、十日町市室野の空き家住宅と付属する車庫の解体・除却に着手した。相続放棄で所有者はいない。住宅は既に倒壊している。車庫は道路沿いで老朽化が進み、倒壊などで周囲に被害が出る恐れがあると判断した。
2024年3月下旬に公告し、期限を過ぎたため略式代執行となった。7月末までに解体撤去を完了する予定だ。費用は460万円を見込み、5割を国が補助する。
住宅は木造2階建てで延べ床面積は約193平方メートル、車庫は木造2階建てで延べ床面積は約40平方メートル。建築年は不明で、2012年以降空き家に。住宅は23年2月に倒壊、がれきを覆う...
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