新潟日報社など地方紙11社は合同で9月19日までに、立憲民主党代表選(23日投開票)に立候補した野田佳彦元首相(67)、枝野幸男前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)の4氏にインタビューを行った。人口減少に悩む地方の活性化や農業、防災など新潟県とも関わりの深いテーマについて考えを聞いた。

◆地方での子育て環境整備に注力 野田佳彦氏

野田佳彦氏

 野田氏は、人口が東京に一極集中する傾向を変えるため、子育て環境を重視する。地元の千葉県では自治体の子育て支援の充実度によって人口の増減が生じているとし「子育て支援の環境整備は人口を引っ張る力になっている」とみる。

 現状は東京などの財政が豊かな自治体が子育て世帯の支援で先行し、人口集中の...

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