少数与党転落で岸田文雄前首相「熟議の国会、野党と議論し結論を」　新潟市で講演、衆院選の大敗は「謙虚に反省」

　岸田文雄前首相が１２月２２日、新潟市中央区で講演し、与党が過半数割れした１０月の衆院選について「自民党にとって厳しい結果になった。謙虚に反省し、参院選に向けて、どう戦うのか考えなければならない」と述べた。少数与党での国会運営には「熟議の国会だ。野党としっかり議論し、結論を出していかなければならない」と強調した。

　衆院選の結果を踏まえ、岸田氏は「国民が野党の声も聞けという判断であれば、われわれはさまざまな工夫をする。少数与党時代、国民のために結果を出す努力を続けなければならない」との認識を示した。その上で「結果が出なければ、与党はもちろんだが野党にも責任がある。このことを野党にも早く気付いても...