ダウン症、全盲など特性がある一流パフォーマーが出演する映画「まぜこぜ一座殺人事件」が10日まで、新潟市中央区のユナイテッド・シネマ新潟で上映されている。新潟市を訪れた本作プロデューサーで俳優の東ちづるさんは「クスリと笑えて気づきがある作品に仕上げた。座員の社会に対する不平不満を知って、常識や価値観をガツンと揺さぶられてほしい」と話す。

 東さんは2017年、エンターテインメント集団「まぜこぜ一座」を旗揚げし、マイノリティーパフォーマーの座員たちと共に、舞台公演を続けてきた。

 座員たちの実力は証明されているが無意識の差別が壁になり、活動の場が限られているのが現状だ。「共生」や「ダイバーシティ」を...

残り408文字(全文:708文字)