
平山郁夫が描いた風景画の大作などが並ぶ展覧会=長岡市今朝白2
日本画の平山郁夫や洋画の須田国太郎ら大家が描いた国内外の風景画約40点を紹介する企画展が、長岡市今朝白2の駒形十吉記念美術館で開かれている。
シルクロードを旅した平山が1970年に描いた「塵耀(じんよう)のトルキスタン遺跡」は、バーミヤン遺跡をびょうぶに描いた大作。断崖に見られる二つの石窟にあった石仏は、2001年にタリバン政権が破壊している。歴史的な観点からも貴重な作品という。
黄土色の砂漠の景色とは対象的に、日本最古の道とされる奈良県の「山の辺の道」を描いた平山作品は、潤いをたたえた緑の木々の色彩が目を引く。
会場にはこのほか、法隆寺、姫路城、桜島などなじみのある風景を描いた作品が並ぶ。...
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