（左から）帝京長岡のＤＦリヴキン辻アーロン、新潟明訓のＭＦ井上怜乃
サッカーの全国高校選手権県大会の決勝が９日午後０時２０分から、新潟市中央区のデンカビッグスワンで行われる。互いに堅い守りから勝機をうかがう帝京長岡と新潟明訓がぶつかる。
２年ぶり１１回目の頂点を狙う帝京長岡は、今年の全国高校総体で８強。今大会初戦の準々決勝はスコアレスで終え、ＰＫ戦で辛くも勝ち進んだ。準決勝は前半からボールを保持し、後半に２得点。粘り強い戦いぶりが目立つ。西馬礼、桑原脩斗を中心としたＤＦラインは安定しており、２試合連続無失点に抑えた。攻撃陣の出来が勝敗を分けそうだ。
新潟明訓は２年連続８回目の栄冠を目指す。準々決勝で延長戦を制し、準決勝では先制されたものの、大量５得点を挙げた。プリンスリーグ北信越１部で最下位と苦しんでいるが、一発勝負のトーナメント戦で勢いがついている。準決勝ではＭＦ井上怜乃が２得点１アシストの活躍。控え選手もＦＷ田代蓮翔らが得点しており、流れを変える力がある。
今年６月の県高校総体決勝でも...
残り255文字（全文：698文字）
