俳優の芳根京子、King & Princeの高橋海人(※高=はしごだか)が10日、都内で行われた映画『君の顔では泣けない』大ヒット祈願!公開直前トークイベントに登壇した。
作家・君嶋彼方氏のデビュー作を実写化。高校1年生の夏。プールに落ちたことがきっかけで体が入れ替わってしまった陸(芳根)、まなみ(高橋)。2人が15歳から30歳までお互いの姿のまま、さまざまな人生の岐路に立ちながらもときに衝突、ときに苦しみを分かち合いながら、必死に生きていく姿を描いた新しい“入れ替わりもの”となっている。
友達でも恋人でもない“共闘”する陸とまなみを演じた2人は互いに信頼しながら今作を乗り切ったそう。芳根は「『つらい』『ね?』という会話だけで心が楽になる。きっと陸とまなみもそうなんだろうな。2人にしかわからない悩みがある状況がリンクしていた」と役柄に共感する。
一方、芳根は今年の頭、別作品の撮影中に廊下で高橋とばったり遭遇した際を振り返り「(高橋が)その時もすごく戦ってたみたい。大変なシーンの撮影日だったようで、私を見て『ああ、もうひとりの俺~』って近づいてきたんですけど…『もう違うよ、違う人生だよ、頑張ってね』って(笑)」とあっさりと返し、高橋は「そんな事言わないでください」とちょっぴり悲しげ。
芳根は「それくらいすごく戦った作品になりましたね」と晴れ晴れとした表情を浮かべ高橋も「共闘って言葉がふさわしい。抱えていた感情が一緒だった」と納得した。
「遠くから歩いていて笑い声が聞こえて『絶対、芳根ちゃんだ』ってわかって。だいぶ戦っていたので、すがる思いで」と当時の状況を振り返ると芳根は「すがられても今の状況がわからないから…頑張って、って応援するしかできないから…」と今作から離れ共闘関係も終了(?)。高橋は「もう終わったからさっぱりしています」と笑いながら応じていた。











