
勢いよくきねを振り下ろして餅をつく「東山五人杵搗き餅」=小千谷市南荷頃
小千谷市東山地区に伝わる風習で、5、6人が息を合わせて餅をつく「東山五人杵搗(きねつ)き餅」が、小千谷市南荷頃の東山住民センターで披露された。地元住民らがリズム良くきねを振り下ろし、こしが強く滑らかな餅に仕立てた。
風習は一時は廃れていたものの、中越地震後の2008年に復興への取り組みとして、地元有志が保存会を結成し再開。毎年見学会を開いている。
初日となった11月30日は、31人の見学者が訪れた。保存会のメンバーが臼を囲み、時計回りにリズム良くきねを振り下ろした。一斉にきねを上げて餅を伸ばす「餅を咲かせる」と呼ばれる工程で、粘りとこしを生み出した。...
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