
ジビエ料理店「山里カフェMui」を営む清水潤子さん=3日、愛知県豊田市
愛知県豊田市の山間部に、県内外から客が集まるジビエ料理店「山里カフェMui」がある。店を営む清水潤子さん(54)は料理人であると同時にイノシシなどを狩る猟師でもあり、二つの立場で動物の死と向き合う。「命の大切さに感謝をしながら」。シカに襲われた経験を胸に、農作物被害の減少と犠牲を無駄にしないことの両立を図っている。
いろりなど昭和の家を思わせる店内。命について考えてもらうため、シカやハクビシンといった動物の剥製を並べている。料理にはイノシシやシカなどの他に、アナグマのような農作物を荒らす小動物も用いる。
ランチを食べていた会社員近藤南帆さん(23)は「臭みがあるというイメージと違い、とても食...
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