俳優の仲野太賀が主演を務めるNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』(毎週日曜 後8:00)の第12回「小谷城の再会」が29日に放送され、浅井長政(中島歩)と市(宮崎あおい)の娘・茶々が初登場。藤吉郎(池松壮亮)との対面シーンで流れた不穏なナレーションが視聴者の注目を集めた。
本作は戦国時代を舞台に、豊臣秀長の視点から天下統一を支えた兄弟の絆を描く物語。第12回では、織田信長(小栗旬)が将軍・足利義昭(尾上右近)に“天下人の石”と呼ばれる藤戸石を贈る一方、義昭が信長との価値観の違いに気づき始める様子が描かれた。また、藤吉郎は京都奉行に就任し、多忙を極める中で小一郎(仲野)とともに信長に伴われ、小谷城を訪れる展開となった。
長政と市の間に誕生した長女・茶々を前に、信長は「赤子はどうも苦手なのじゃ」と抱くことを辞退し、代わりに守り刀を授ける。一方で藤吉郎は「わしに抱かせてもらってもよろしいかのう」と申し出て茶々を抱き、「何と軽いのじゃ~」と笑みを浮かべた。市も「多くの者に抱かれた子は、それだけ多くの者から慕われると聞く」と応じ、穏やかな空気が流れる。
しかし直後、「これが、のちの世に豊臣家をつくった者と、終わらせた者の出会いでございました」という語りが挿入され、場面は一転。SNSでは「茶々きた」「未来の淀殿」「ナレーションが容赦ない」「やめてくれ」などの声が相次ぎ、歴史を知る視聴者ほど複雑な反応を示した。
さらに、岐阜へ戻った藤吉郎が寧々(浜辺美波)に浮気を謝罪する場面も描かれ、寧々は「本当によき女子が現れたら致し方ありませぬ。私には子はできぬやもしれません」と胸の内を吐露。藤吉郎は「そなたがおればええのじゃ」と抱き締め、夫婦の絆を見せたが、このやり取りにも「フラグを立てている」といった反応が寄せられた。
茶々という“運命の子”の登場により、豊臣家の未来を暗示する展開が動き出した第12回。今後の物語への期待と不安が入り混じる回となった。












