常任幹事会に参加した西村智奈美衆院議員(右から2人目)や新潟市議ら=10月1日、新潟市中央区
常任幹事会に参加した西村智奈美衆院議員(右から2人目)や新潟市議ら=10月1日、新潟市中央区

 新潟市長選(9日告示、23日投開票)を巡り、国政野党第1党の立憲民主党新潟県連が自主投票を決めたことで、新たな“浮動票”の行方に注目が集まる。一部野党がオール野党態勢構築を目指し、無所属新人の共産党新潟地区委員会常任委員の鈴木映(えい)氏(34)を擁立した上での立民の判断。鈴木氏の支持者は「候補も立てないのに、無責任だ」と憤慨する。再選を目指す現職中原八一氏(63)側は大差での勝利へ、立民票の取り込みも狙う。

 立民による候補擁立断念は1日の常任幹事会で決まった。野党系候補の支援に回らない理由について、擁立作業を主導した1区総支部長の西村智奈美氏(衆院新潟1区)は「あくまで候補を擁立できなかっ...

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