
女性の遺影のそばに置いているぬいぐるみ。幼い頃から好きだったキャラクターだという=11月30日、山形県鶴岡市
「まだ終わりじゃない」。2014年1月に新潟県新発田市の会社員女性=当時(20)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた被告の無職男(39)を無期懲役とした新潟地裁の判決に対し、新潟地検が30日控訴した。死刑を求めてきた女性の母親は山形県鶴岡市の自宅で新潟日報社の取材に応じ、安堵(あんど)の表情を見せた。
遺族は裁判員裁判に参加し、死刑を訴えた。無期懲役の判決後は、地検に控訴の検討を要望した。娘の遺影にも「まだ続くよ。これで終わりじゃないよ」と伝えていた。控訴の一報は報道で知ったとし、「少し驚いたが、安心した」と語った。
判決は、同種の事案に照らして量刑を決めたとしていた。「(死刑が適用...
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