【2021/05/03】
2019年の4月に北京へ来て、2年がたちました。赴任後最初の5月の連休に、家族が北京に来ました。当時は新型コロナウイルスが流行する前で、日本と中国は自由に行き来できました。
スーパーには果物が豊富にあり、しかも安い。さらに水槽を泳いでいる魚が売られ、子どもたちは万里の長城や故宮より楽しかったと言っていました。
家族とスーパーで買い物して家で中国料理を作り、満喫しました。他のものも食べたいというリクエストもあってピザも食べました。北京は食べるには困らない街です。そんな街に私の単身赴任生活が支えられていると感じます。
ところで中国料理といえば、日本人にとってはチャーハン、ギョーザ、マーボー豆腐などありますが、こちらでは日本人になじみのない料理もあります。
江蘇料理、福建料理などなどバラエティーに富んだご当地料理があり、北京でも味わうことができます。
日本料理はすしに天ぷら、焼き鳥などが思い浮かびますが、土地の名前がついているのは少ないかもしれません。
海の幸に山の幸、新潟にはおいしい料理があります。新潟といったら米、酒というイメージは多くの日本人が持っています。のっぺは家族みんなも好きですし、新潟料理の代表だと思います。でも、県外の人にとって新潟料理というイメージはないのかもしれません。
日本人、とりわけ新潟の人は奥ゆかしいところがあって、アピール下手のようです。北京で暮らしてみて中国人の自己主張の強さを実感している者としては、見習うべき点があるのかもしれないと感じます。

北京のある店の串焼き。串が自動で回る
せっかくの魅力をもっとアピールしてもらい新潟といったら世界の人が「おいしいものがある街」と思ってくれるような日が来たらいいなと期待しています。
◎吉田和正さん(新潟市東区出身)吉田さんは1969年生まれ。新潟大学大学院修了後、三菱マテリアルに入社、日産自動車へ転職し、2019年から日産<中国>有限投資の技術企画でGM<部長>をしています。