自民党県連会長の辞任を表明した会見で頭を下げる高鳥修一衆院議員=7日、上越市
自民党県連会長の辞任を表明した会見で頭を下げる高鳥修一衆院議員=7日、上越市

 自民党安倍派(清和政策研究会)の高鳥修一衆院議員(比例北陸信越)は2月7日、新潟県上越市で記者会見し、安倍派から政治資金パーティー券の販売ノルマを超えた還流分を受け取り、収支報告書に記載していなかった責任を取って党県連会長を辞任すると表明した。政治資金パーティー裏金事件を巡る安倍派幹部の対応に不満があるとして、派閥を近く退会する意向も示した。議員辞職や離党は否定した。

 2019年には、高鳥氏の前任の県連会長だった塚田一郎衆院議員(当時参院議員)が失言で会長を辞めており、2代続けての不祥事による辞任となった。

 高鳥氏は、18〜22年の5年間で安倍派から還流分計544万円を受け取り、収支報告書に...

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