
記者の質問に答える花角英世知事=新潟県庁
花角英世新潟県知事は9月11日の定例記者会見で、南海トラフ地震など大規模災害時にインバウンド(訪日客)の早急な避難・帰国を支援するため、山梨、静岡、長野との4県で研究会を設置する方針を明らかにした。南海トラフ地震の被害想定地域外にある新潟空港などを活用した避難ルート確保を検討する。
日本海と太平洋をつなぐ4県の知事は「中央日本4県サミット」を構成し、10年前から連携している。研究会設置は8月30日付で合意した。山梨県が事務局を務め、国や専門家の参加も求める。山梨県によると、10月中に初回会合を計画している。
8月8日に南海トラフ地震臨時情報が初めて発表されたことを契機に、山梨県が態勢整備の必...
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