
花角英世知事の2期目任期満了まで9日で残り3カ月。現時点で知事選(5月14日告示、31日投開票)に出馬の意向を表明したのは3選を目指す花角氏だけだ。初出馬から自民党の支援を受ける花角氏に対し、野党側は過去2度の知事選でいずれも、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働反対を旗印に対抗馬を擁立してきた。だが、柏崎刈羽原発は再稼働し、原発が単一争点にはなりにくいとの見方が強い。2月の衆院選で惨敗した野党第1党の中道改革連合は候補擁立への気勢をそがれた。構図はどうなるのか。野党の動きを探った。
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花角英世知事、3選出馬を正式表明
県議会で花角氏が3選出馬を改めて示した2月24日、立憲民主党県連の代表代行を務める大渕健県議の表情はこれまでになく険しかった。報道陣に知事選への対応を問われ「前職も含め国会議員と検討を進めたい」と、言葉少なだった。
2月の衆院選で中道から出馬した立民出身衆院議員は5人から2人に激減。中道の県組織はいまだになく、立民県連が実務を担っているのが実態だ。
西村智奈美衆院議員(比例北陸信越)は立民県連代表だった昨年12月、知事選の候補擁立について「検討する責任がある」と強調していた。だが、衆院選で中道候補が小選挙区で全敗し状況は一変。西村氏は「知事選は先の話」とし、擁立の動きは「完全に宙に浮いた」(県連関係者)。
▽立憲民主党、中道改革連合・衆院選惨敗、勢い欠く
花角氏が初当選した2018年の知事選で立民は対抗馬の元県議を推薦。大物国会議員が次々と来援し、党を挙げての選挙戦を展開した。前回22年選挙では自前候補の擁立は見送り、個人での応援は認める形を取った。支援を受ける県内最大の労働団体・連合新潟も花角氏の支持に回った。
今回注目を集めるのは立民県連幹事長を務め、新潟4区で落選した米山隆一氏の動向だ。...











