
拉致認定と救出を願い、署名の協力を呼びかける大沢昭一さんと中村クニさんら=1月2日、弥彦村
北朝鮮に拉致された可能性を排除できない特定失踪者の大沢孝司さん=失踪当時(27)、新潟市西蒲区出身=の兄昭一さん(88)と中村三奈子さん=同(18)、長岡市=の母クニさん(81)が2日、弥彦村の弥彦神社で署名活動を行った。拉致被害者全員の早期救出を求め、初詣の参拝客に協力を呼びかけた。
署名活動は支援者らと毎年行っている。2025年は民間団体「特定失踪者問題調査会」も応援に駆け付けた。
孝司さんが行方不明となり、50年が過ぎた。昭一さんは拡声器を手に「一刻も早く救出を。弟と再会させてください」と訴えた。2024年は学校で授業をする機会が増えたというクニさんは「三奈子と会うため、元気なうちに活動していきたい」と力を込めた。
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