新潟地裁
新潟地裁

 三条市で昨年6月、実母に暴行し死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた三条市の無職の女(56)の裁判員裁判の初公判が26日、新潟地裁(小林謙介裁判長)で開かれ、被告の女は起訴内容を認めた。

 起訴状によると被告は2024年6月14日、自宅で母親=当時(82)=の腰や両足を複数回踏みつけて骨盤骨折や下肢中心の皮下血腫などの傷害を負わせ、15日に出血多量で死亡させたとしている。

 検察側は冒頭陳述などで、被告は認知症の母と2人暮らしで、23年夏ごろから母の言動に鬱憤(うっぷん)を募らせ、暴力を振るうようになったと指摘。当日は、認知症の進行を防ぐため母に課していた新聞記事の感想文の出来栄えに不満を抱き...

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