新潟県庁で記者会見する花角英世知事=6日、県庁
新潟県庁で記者会見する花角英世知事=6日、県庁

 2022年8月の県北豪雨で被災したJR米坂線について花角英世知事は6日の定例記者会見で、「基本的にJRが鉄道として復旧すべきだという原則は変わらない」と強調した上で「満足度、利便性が上がる交通サービスを議論したい」と述べた。

 米坂線復旧を巡ってはJR東日本が約86億円の費用と約5年の工期を提示。復旧後については(1)JR直営(2)自治体が鉄道施設を保有する上下分離方式(3)第三セクターなどによる運営(4)バス転換-の4案を示し、JR東や新潟と山形両県、沿線自治体で協議が続く。

 一方、JR東は元々赤字路線であることなどから単独での復旧や直営案に難色を示す。花角知事は「JR側の考えがあるのも事実...

残り78文字(全文:378文字)