15日午後9時半前、南魚沼市山谷で、自宅敷地の戸外に出た60代男性がクマ1頭に襲われ、脚や腕にけがを負った。男性は市内の病院に搬送された。意識ははっきりしており、命に別条はない。
南魚沼署によると、男性は夕涼みをしようと外に出て、近くにいた体長約1メートルのクマに突然襲われた。左太ももをかまれ、右手に持っていた懐中電灯でクマをたたいたところ、右腕をひっかかれた。抵抗を続けると、クマは西方向の山へ逃げたという。男性の妻が119番通報した。
妻によると、男性は自力で玄関に戻り「クマにやられた。救急車を呼んでくれ」と助けを求めた。クマは敷地内の池に落ちた後、逃げていったという。
妻は「周辺でクマを見かけたという話は聞いていたが、まさか自宅脇にいて夫が襲われるなんて思いもしなかった」と話した。
南魚沼署や南魚沼市が注意を呼びかけている。