
新潟県は7日、クマ出没警戒警報を発令した。4〜7月の出没件数が前年の同時期を上回り過去最多を更新したことに加え、ツキノワグマの餌となるブナの実が今秋「凶作」と予測されるため、注意報から引き上げた。県は「凶作になると冬眠前のクマが餌を探して人里に現れるようになり、人が襲われる危険性が高まる。注意してほしい」と呼びかけている。
今年7月末までの出没件数は、2024年4〜7月の526件を上回る629件で、人身被害も過去10年の平均より2件多い4件発生。県は秋に発令することが多い警報を早めに発令することで、人身被害を防ぎたい考えだ。
県は7月から1カ月間、佐渡市と粟島浦村を除く県内175地点でブナの...
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