菩薩像を手がけた群馬県の石工齋木三男さん(右)と前住職の小川英爾さん=新潟市西蒲区
菩薩像を手がけた群馬県の石工齋木三男さん(右)と前住職の小川英爾さん=新潟市西蒲区

 新潟市西蒲区の角田山妙光寺が、境内に28体の菩薩(ぼさつ)像を並べる「菩薩の森計画」を進めている。菩薩像を手掛ける石工が亡くなるも、縁のある後任の作り手が制作を引き継ぎ、これまでに7体が完成。第1弾として法要後の26日午後から、無料で境内を開放する。

 菩薩の森計画は、前住職の小川英爾さん(73)が企画した。境内の林を伐採して空き地ができたため、約1万坪の敷地内に法華経の数と同じ28体の菩薩像を置く構想を描いた。

 阿賀野市の石工、漆山昌志さんが制作に向けて準備を進めていたが、2月に病で亡くなった。残されたのは菩薩像1体と、6体分のデッサン。小川さんが跡を継いでくれる人物を探していたところ、イン...

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