
クマ被害を防ぐため重機で荒川河川敷の草木を踏み倒す作業員ら=28日、関川村
クマによる人的被害を防ごうと、国土交通省羽越河川国道事務所は28日、関川村の荒川河川敷で重機を使って草木を倒す作業を始めた。茂みがクマの隠れ場所や経路になっているためで、クマの早期発見や移動範囲を狭める効果を狙う。
関川村によると、2025年度の村内でのクマの目撃件数は50件(27日時点)に上り、人身被害は出ていないものの、昨年度の15件を大きく上回っている。
荒川周辺でも目撃情報が寄せられており、村は住民や人家への被害を未然に防ぐため、河川管理者の羽越河川国道事務所に作業を要請した。同様の作業は20年と23年にも実施した。
今回は、荒川左岸の関川村大島地区から上流の高田橋にかけての約2キロ...
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