田中将大 (C)ORICON NewS inc.
田中将大 (C)ORICON NewS inc.

 プロ野球・読売ジャイアンツ(以降/巨人)の田中将大投手(37)が、15日放送のテレビ朝日系『帰れマンデー見っけ隊!!』(毎週月曜 後7:00※今回は3時間スペシャル)に出演。東北楽天ゴールデンイーグルス(以降/東北楽天)が初の日本一に輝いた、2013年の日本シリーズで見せた伝説の“中0日”登板の裏話や、東北の人たちとの絆について語った。

【写真】“通算200勝”達成した夫・田中将大を祝福した里田まい

 日米通算200勝を記念して、番組初参戦した田中。今回、タカアンドトシとサンドウィッチマンの4人の年齢を合計すると200歳ということで「W200達成記念スペシャル」で冬の房総半島へ。さまざまな話題が出る中で、東北楽天が球団史上初の日本シリーズに進出した2013年の巨人との日本シリーズ第7戦の話に。

 レギュラーシーズンを24勝0敗、防御率1.27と文字通り無双した田中だったが、前日の第6戦では160球完投の熱投も4失点完投も敗戦。通常先発投手は長いイニングを投げた翌日はベンチ入りしないケースが多いが、田中はベンチ入りし、3点リードの最終回に“中0日”で登板した。

 最終回のマウンドに田中が上がる際、球場には田中の登場曲であるFUNKY MONKEY BABYS「あとひとつ」が流れると、球場のファンは目に涙を浮かべながら大熱唱。その光景について田中は、「その時は集中していたので(グッとくることはなかった)。でもみんなが『あとひとつ』を歌ってくれていたのは聞こえていたのでもっと(長く)聞いときたいなと思ったんで、投球練習をゆっくりやっていました」と告白。タカは「意外と冷静だったのかもしれないね」と話すと、田中は「そうですね。でもこうやって映像を見ると、毎回グッときます」と明かした。

 サンドウィッチマンの富澤たけしは、「この試合見ると泣いちゃうから、あんまり見ないようにしてる」と、VTRを見て涙。伊達は「試合が(本拠地)仙台だったんで、ジャイアンツファンもイーグルス応援するみたいな空気になってた」と明かすと、田中は「応援してくださっている商店街の皆さんとかの映像を見ると、『こんなに応援してくださって』という気持ちになりますね」と本音。伊達は「(東日本大)震災から2年後だったんですよ。被災者の皆さんの分まで、イーグルスの皆さんが戦ってくれてるような感じがして、復興の後押し、背中を押してくれた優勝でしたね」と称えた。

 また、伊達は巨人に移籍した今も「東北で子どもたちに野球を教えたりしてくれてるんですよ。それ見てまたうれしくなって。またちょこちょこ(東北に)戻ってきてくれてるんだって」と田中に感謝。タカアンドトシのタカが、「(タカアンドトシの地元で田中が高校時代を過ごした)北海道の方にもね、奥さん北海道(出身)だし、ちょくちょく来てくれてますよね?」と振ると、田中は「行けてない」と苦笑い。「行きたいんですけど、北海道、本当に行けてなくて…」と本心を明かした。