
柿の木の近くにいるクマ=10月27日、湯沢町
新潟県内では12月以降もクマの目撃が続いている。人身被害は発生していないものの、出没件数は12月だけで153件(18日午後5時現在)に上り、記録の残る2009年度以降で最多となっている。自治体判断で発砲が可能な「緊急銃猟」での駆除も、12月に入って魚沼、十日町、南魚沼、長岡の4市で計4件あった。
県のまとめでは、これまで12月のクマ出没件数は23年度の60件、19年度の41件、20年度の38件の順に多かった。25年度は既に23年度の倍以上となる。25年度全体では過去最多の3422件を数える。
県は人の生活圏に出没する「アーバンベア」の対策として、市町村が行う...
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